うるし塗り製品の取り扱いについて

 うるし塗り製品のお手入れ
通常、漆器は布巾などで汚れをふき取る程度の取り扱い注意のイメージがありますが、普通の洗い物と同じように、台所洗剤とスポンジなどで洗うことができます。
でも注意してほしいのは、素材が木ですから硬いものがあたれば当然へこみますし、塗膜が硬いといっても厚さが何ミリもあるわけではないので、強い衝撃に耐えられるはずもありません。
硬いもの(陶磁器のお皿など)をぶつけたり、金属製のナイフやフォークなどで引っ掻けば、当たり前ですが傷がつきます。
常識的な範囲での取り扱をすればいいと思います。

中田漆木では拭きうるし仕上げが普通です。
塗り漆よりも塗膜そのものは見た目に薄いですが、取り扱い方法は漆器製品と同じでいいと思います。
基本的には布巾などで水拭きすれば日常の汚れは落とせると思います。

 漆塗り製品の設置・保管
中田漆木の製品はしっかり丁寧に作っておりますので、普通に家の中で使用されるのであればそれほど神経質になることは無いと思います。
ただし、漆の特性というか弱点である「紫外線による劣化」については多少注意が必要となります。
長時間紫外線(日光)に当たる場所に置いておくと表面が白っぽくなり、漆の光沢感が失われてしまいます。

 漆のにおいとかぶれ
塗りたての製品や乾燥途中の製品は、漆独特のにおいが残っています。
通気の良い場所で時間を経過すれば自然となくなっていくものですが、注文生産した品や出来立ての製品については多少お時間をおかれたほうが良い場合もあります。
あと、乾燥が充分でなかった場合、まれに皮膚の弱い方がウルシオールによってかぶれることがあるそうです。
しっかり乾燥したものについては大丈夫だと思いますが、皮膚の弱さに自覚がある方はご注意下さい。

「紫外線による劣化」 漆は紫外線を吸収して酸化分解などの化学変化をおこします。
その際、漆の成分であるウルシオールが低分子化し、炭酸ガス低分子有機酸などに変化して大半は揮散してしまう、そうです。
漆塗膜劣化の症状:光沢の低下→白亜化(チョーキング)
この症状は、直射日光で50時間を超えたら顕著になるそうです。
ネットとかで調べた限りではこんな感じです・・・(汗)